舞台俳優の真瀬はるかと金本泰潤が、自身のSNSで、2024年12月31日付けで劇団四季を退団したことを発表した。
今回退団を発表したのは、劇団四季に所属していた真瀬はるかと金本泰潤だ。
真瀬はるかは、元宝塚歌劇団花組の男役で、宝塚退団後はミュージカルを中心に活躍。井上芳雄が代表格となる事務所・グランアーツに所属しながら、劇団四季ミュージカル『キャッツ』のメイン役の一人のジェリーロラム=グリドルボーン役として客演を果たしたことで当時話題になった。2021年1月より劇団四季に所属となってからは、『アンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート アンマスクド』、『ウィキッド』グリンダ役などに出演。最新オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』では主人公の一人、フロー(フローレンス・ナイチンゲール)役の初演キャストとなった。クール&ビューティな凛とした佇まいと、「2.5オクターブ」とも言われる美しい歌唱を自在に操り、ファンを魅了した。
金本泰潤は2015年に劇団四季のオーディションに合格。2016年よりミュージカル『ライオンキング』エド役で初舞台を踏む。その後は『ノートルダムの鐘』カジモド役、『キャッツ』マンカストラップ役、『美女と野獣』ビースト役など主要な役をつぎつぎと掴み、『ゴースト&レディ』では主人公の一人であるグレイ役の初演キャストとなった。卓越した歌唱力に定評があり、長身から織りなすダイナミックな芝居で観客を魅了した。
二人の今後については、真瀬はるかは自身のSNSで続報を伝えることを明言。金本泰潤は舞台から離れ、音楽活動に活躍の場を移すとのこと。
Xでは、二人の退団を惜しむ声や、今後の活躍に期待する声が数多く見受けられた。
劇団四季では退団者を発表することは原則ないが、近年のSNSの普及により俳優個人から発表されることがある。今回の二人以外にも劇団四季に所属していた何人かの俳優が退団を発表した。契約満了の12月31日の翌日、1月1日に発表されるケースが近年では多い。
12月下旬頃より、2025年5月から開幕する『ゴースト&レディ』名古屋公演のプロモーション映像に二人の舞台映像が入っていないことで、「もしかしたら退団するのではないか」という憶測が、SNSで劇団四季ファンにより囁かれていた。
個人的にもファンだったので、真瀬はるかと金本泰潤の『ゴースト&レディ』フロー&グレイのペアを今後見られないのは寂しい気がする。ミュージカル『ゴースト&レディ』オリジナル・サウンドトラックの「ボーナストラック」では、二人の歌声の一部を聴くことができるので、まだ聴いたことがない人はこの機会にぜひ聴いてみてほしい。
真瀬はるかと金本泰潤の今後の活躍に期待したい。
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【ご挨拶とご報告】
昨年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。私、金本泰潤は2024年を持ちまして劇団四季を退団し、新たな道を進みます。
長いようで短かった10年。… pic.twitter.com/WP97DkncmQ
— 金本 泰潤 (@acantareTJ0525) January 1, 2025