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帝国劇場のエアウィーヴクッションが快適すぎて感動した話

先日、帝国劇場ミュージカル『レ・ミゼラブル』を観劇した際の話になる。客席の座面に座布団のようなクッションが敷いてあったのだ。しかも全ての座席に、だ。

これは知っているぞ。少し前にXで話題になっていた「エアウィーヴクッション」がこれだと、すぐにわかった。後日、補助席にもセットされていたことも確認した。

もう結論を言うと、これが快適でかなり良かった。帝国劇場の座席はそれほど悪い印象(お尻が痛くなること)はなかったのだが、このエアウィーヴクッションのお陰で、観劇中にいつも感じるお尻の痛みは殆どなかったのだ。いや、大げさに聞こえるかもしれないがあえて言う。これはもう感動である。

ミュージカルや演劇は3時間を超える長い舞台もある。レミゼも3時間超えの大型舞台だ。劇場によって差はあるが、椅子が悪い劇場だとお尻の痛みに耐えながら観劇せねばならず、かといってそんなに頻繁に座り直すこともできない。つまりお尻が座面にあたる箇所を微妙にずらして、痛みを分散させたいのだが、動きが大きくなるし、やりすぎると周りに迷惑になる。しかしもう痛くてたまらなくなったら暗転などでササッとやるのだが、それはそれでかなりのストレスだ。

しかし今回のエアウィーヴクッションのお陰で、3時間超えのレ・ミゼラブルの舞台に完全集中することができた。開演中に座り直した記憶はほぼない。つまり、お尻はまったくといっていいほど痛くならなかったのだ。

さらに言うと、長時間座っているとお尻が座面の前の方にだんだんとずれてしまうことがある。前にずれすぎると腰にも負担がかかるので、途中で座り直したりすることがあるのだが、今回はそういうこともなかったように思う。仕組みがよくわからないのだが、お尻が固定されるのだろうか。

「まぁ言っても座布団でしょ」なんて思っていた自分を叱りたい。これは観劇する者にとっては相当にありがたい話だ。繰り返すが、これは感動ものである。

エアウィーヴの公式サイトを見てみると明治座、御園座、南座、新国立劇場などには既に導入されていた。これは是非、他の劇場も導入を検討してもらいたい。

そして、個人用にひとつエアウィーヴクッションを買うことにした。仕事中に長時間椅子に座っているとお尻が痛くなるのだが、その問題はきっと解決するだろう。届いたらXで報告しようと思う。あのクッションの良さに気づいたのだ。もう買わずにはいられなかった。なるほどそうか、帝劇に設置することでクッションの宣伝も兼ねているのだな。効果抜群じゃないか。

帝国劇場は今年一旦閉館となるが、数年後にオープンする新しい帝国劇場にも、この快適で感動のエアウィーヴクッションをまた導入してほしいと思う。

 

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